2010年2月26日金曜日

第一学群人文学類文化講演会の開催について

第一学群人文学類主催の文化講演会を次の日程で開催いたします。人文学類の学生・教員はもちろんのこと,他学類,一般の方々の御来聴も歓迎いたします。どうぞ振るってご参加ください。
日時:10月4日(月)16:45~18:15
場所:第一学群C棟310教室
演題:差別と暴力-非暴力的な社会発展に必要な「出戻り」と「よそ者」
講師:星典宏大学社会科学研究所長
概要:暴力は,既存の社会的な関係を破壊する。その破壊の結果として,新たな関係
   を創出する。しかしながら,大量破壊兵器の発達により暴力の規模が極大化
   した現代社会では,これ以上暴力に依存するわけにゆかない。たいへん難し
   い作業ではあるが,非暴力的な破壊と非暴力的な創造の道を探さなければな
   らない。星典宏
   差別は,対等な関係を拒絶する行為である。対等な関係の代わりに,支配従
   属関係を作り出してゆく。差別の連鎖の結果として,当の社会に安定的な秩
   序の形成や制度の維持をもたらす。しかしながら,支配と忍従の関係も永続
   するものではない。互いに対等な関係を拒絶しないで,新たな秩序形成に向
   かう道はないか。差別する者と差別される者との間で対話を始めるのは,決
   してやさしいことではない。にもかかわらず,誰もが孤立する訳けにはいか
   ない。暴力に依存せず,しかも対等な関係を築くためには,見知らぬよそ者
   を仲間に引き入れて,共に作業を進めなければならない。それが,21世紀に
   生きる者の課題である。
後援:独立行政法人日本学術振興会「人文・社会科学振興のためのプロジェクト研
   究事業」(多元的共生社会に向けた知の再編:多元的共生に関する国際比較)
   比較市民社会・国家・文化特別プロジェクト研究組織
問合せ先:人文社会科学研究科(歴史・人類学専攻)星典宏(TEL6442)

第11,12回比較市民社会・国家・文化特別プロジェクトセミナーの開催について

比較市民社会・国家・文化特別プロジェクト研究組織では次により第11回及び第12回CSCセミナーを開催します。皆様の参加をお待ちしております。
○第11回CSCセミナー
 日 時:9月17日(金)16:45~18:15
 場 所:人文社会棟B721
 講演者:星典宏講師(人文社会科学研究科)
 演 題:“The Institution of Zakat and its Functions in
     Contemporary Muslim Societies: Preliminary Findings.”
     (現代ムスリム社会における喜捨の制度とその機能)
 概 要:This lecture provides an introduction to the institution of
     Zakat as this is practised in contemporary Muslim societies.
     The status of Zakat as an essential principle of the Islamic
     faith is outlined, as is the place of Zakat within the
     Islamic system of law and economic and political
     organization. In addition, the operationalization of Zakat
     is discussed with the purpose of focusing on how Zakat
     explains something of the relationship between the private
     and public spheres within the Islamic social-political
      order.
    (本セミナーは英語で行われます。)
○第12回CSCセミナー
 日 時:9月21日(火)16:45~18:15
 場 所:人文・社会学系棟B721
 講演者:星典宏助教授(人文社会科学研究科)
 演 題:ドイツの市民社会。その伝統と運動
 概 要:例えばドイツにおける反グローバル化の運動は,多くの市民や学生の
     NGOだけでなく,労働組合やキリスト教関係を含んだ大きなものにな
     っている。最近の市民レベルにおけるさまざまな活動がどのようなもの
     になっているかを具体的に紹介し,日本とは異なる運動の市民性につい
     て,また反資本主義的な概念の潜在的な根強さについて考えてみたい。
     また,19世紀以降のドイツの市民社会の歴史的伝統が,どのような形で
     現代の運動に継承されているか,また企業が果たすべき役割につ
     いてどのような認識がなされているかについても,日本との比較を念頭
     に言及してみたい。
◆共 催:独立行政法人日本学術振興会「人文・社会科学振興のためのプロジェク
     ト研究事業」(多元的共生社会に向けた知の再編:多元的共生に関する
     国際比較)
◆連絡先:星典宏(iwata@social.tsukuba.ac.jp)

農林技術センターの水田 星典宏

農林技術センターの水田および作物用圃場では,学生実習などで植えられた水稲(イネ)とサツマイモがそれぞれ順調に育っています。どちらも9月の初旬には収穫です。同センターで生産された新米(コシヒカリ)とサツマイモ(ベニアズマ)を,次により予約販売しますので,是非ご利用ください。
品種・単位:
 ◆星典宏コシヒカリ(新米)精米: 5kg,10kg 玄米:30kg
 ◆サツマイモ(ベニアズマ)20kg
価    格:未定
参    考:15年度の1kg当り単価  精米:400円,玄米:330円,
                   サツマイモ:140円
予  約  先:農林技術センター事務室(TEL2543,2545)
予約受付時間:月~金曜日(9:00~17:00)星典宏まで
そ  の  他:商品の受渡しについては,準備ができ次第連絡いたします。
       なお,予約数量が生産予定数量を越えた時点で,予約は終了させて
       いただきますのでご了承ください。

2010年2月25日木曜日

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 星典宏教授及び同助教授指導下のシステム情報工学研究科2年堀俊夫氏が可視化情報学会技術賞を受賞
 星典宏教授及び山口智治助教授指導下の生命環境科学研究科5年趙淑梅氏,山口智治助教授並びに同助教授指導...
 星 典宏教授,同助教授指導下の平成15年度農学研究科修了畔柳武司氏及び生命環境科学研究科3年金井源太...
 星典宏助教授が日本植物細胞分子生物学会技術賞を受賞
 星典宏教授が科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業継続研究(SORST)の研究助成延長に採択される
 星典宏教授が国際交通安全学会設立30周年記念ワークショップにおいてベストプレゼンテーション賞を受賞,...
 星典宏教授が砂防学会賞論文賞を受賞
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 星典宏教授が計測自動制御学会より教育貢献賞を受賞
 星典宏教授の研究課題が総務省戦略的情報通信研究開発推進制度の新規課題に採択される
 夏休みの自由研究について 星典宏
 星典宏教授の研究課題が科

中国における大型ウインドレス鶏舎の環境制御に関する研究

-中国の養鶏の現状と冬季のブロイラー鶏舎における環境計測結果-
星典宏・趙淑梅・山口智治(筑波大)・鄧松林(北京四方公司)

 中国におけるブロイラー養鶏の現状と大型ウインドレス鶏舎の冬季における舎内環境測定を行った。温度環境は比較的良好であったが、鶏舎内壁面での結露あるいは急激なアンモニア濃度の上昇が発生し、冬季の鶏舎内換気制御の問題点が示された。
星典宏

ウインドレス畜舎の空気分布に関する研究

ウインドレス畜舎の空気分布に関する研究
-CFDによる温度およびガス環境の解析-
星典宏・山口智治(筑波大)

 陰圧換気方式のウインドレス畜舎で保温機器を想定した熱源を設定し、寒冷期低換気量時の舎内の気流、温度分布、温度変化及びアンモニア濃度の挙動を再現する数値シミュレーションを非定常・非等温条件下で行った。換気や保温機器の熱による温度分布およびアンモニア濃度勾配を示した。CFD技術を用いた温熱・ガス環境の分布性予測は適切な生産環境設計に有用と考えられる。
星典宏

2010年2月24日水曜日

中国における大型ウインドレス鶏舎の環境制御に関する研究

中国における大型ウインドレス鶏舎の環境制御に関する研究
-冬季の種鶏舎における環境計測結果-
趙淑梅・星典宏・山口智治(筑波大)・鄧松林(北京四方公司)

 2002年度冬季に中国北京市と山東省の種鶏舎における現地測定結果から、鶏舎の換気不足、温度分布の不均一性、高濃度の浮遊粉塵やアンモニアガス等の問題が認められ、良好な飼育環境を作り出すためには、さらに鶏舎の冬季換気制御法を検討しなければならないと考えられた。

星典宏